目次
北海道の交通事故専門弁護士 サービス対応地域
このページでは、北海道の下記市町村での交通事故に対応する弁護士事務所を掲載しています。交通事故への実際の対応については、各弁護士事務所へご確認ください。
| 留萌市 | 喜茂別町 | 利尻富士町 | 
| 夕張市 | 京極町 | 美幌町 | 
| 紋別市 | 倶知安町 | 津別町 | 
| 網走市 | 共和町 | 大空町 | 
| 名寄市 | 岩内町 | 斜里町 | 
| 北斗市 | 泊村 | 清里町 | 
| 北広島市 | 神恵内村 | 小清水町 | 
| 北見市 | 積丹町 | 訓子府町 | 
| 富良野市 | 古平町 | 置戸町 | 
| 美唄市 | 仁木町 | 佐呂間町 | 
| 函館市 | 余市町 | 遠軽町 | 
| 苫小牧市 | 赤井川村 | 湧別町 | 
| 登別市 | 南幌町 | 滝上町 | 
| 稚内市 | 奈井江町 | 興部町 | 
| 滝川市 | 上砂川町 | 西興部村 | 
| 帯広市 | 由仁町 | 雄武町 | 
| 千歳市 | 長沼町 | 豊浦町 | 
| 赤平市 | 栗山町 | 洞爺湖町 | 
| 石狩市 | 月形町 | 壮瞥町 | 
| 深川市 | 浦臼町 | 白老町 | 
| 小樽市 | 新十津川町 | 厚真町 | 
| 室蘭市 | 妹背牛町 | 安平町 | 
| 士別市 | 秩父別町 | むかわ町 | 
| 三笠市 | 雨竜町 | 日高町 | 
| 札幌市 | 北竜町 | 平取町 | 
| 砂川市 | 沼田町 | 新冠町 | 
| 根室市 | 鷹栖町 | 浦河町 | 
| 江別市 | 東神楽町 | 様似町 | 
| 恵庭市 | 当麻町 | えりも町 | 
| 釧路市 | 比布町 | 新ひだか町 | 
| 岩見沢市 | 愛別町 | 音更町 | 
| 歌志内市 | 上川町 | 士幌町 | 
| 伊達市 | 東川町 | 上士幌町 | 
| 芦別市 | 美瑛町 | 鹿追町 | 
| 旭川市 | 上富良野町 | 新得町 | 
| 当別町 | 中富良野町 | 清水町 | 
| 新篠津村 | 南富良野町 | 芽室町 | 
| 松前町 | 占冠村 | 中札内村 | 
| 福島町 | 和寒町 | 更別村 | 
| 知内町 | 剣淵町 | 大樹町 | 
| 木古内町 | 下川町 | 広尾町 | 
| 七飯町 | 美深町 | 幕別町 | 
| 鹿部町 | 音威子府村 | 池田町 | 
| 森町 | 中川町 | 豊頃町 | 
| 八雲町 | 幌加内町 | 本別町 | 
| 長万部町 | 増毛町 | 足寄町 | 
| 江差町 | 小平町 | 陸別町 | 
| 上ノ国町 | 苫前町 | 浦幌町 | 
| 厚沢部町 | 羽幌町 | 釧路町 | 
| 乙部町 | 初山別村 | 厚岸町 | 
| 奥尻町 | 遠別町 | 浜中町 | 
| 今金町 | 天塩町 | 標茶町 | 
| せたな町 | 猿払村 | 弟子屈町 | 
| 島牧村 | 浜頓別町 | 鶴居村 | 
| 寿都町 | 中頓別町 | 白糠町 | 
| 黒松内町 | 枝幸町 | 別海町 | 
| 蘭越町 | 豊富町 | 中標津町 | 
| ニセコ町 | 幌延町 | 標津町 | 
| 真狩村 | 礼文町 | 羅臼町 | 
| 留寿都村 | 利尻町 | 
北海道で交通事故の弁護士をお探しの方へ
北海道の交通事故センターへの相談件数は増加しています
北海道弁連に属する札幌・函館・旭川・釧路弁護士会に寄せられた無料法律相談のうち、交通事故センターに寄せられた相談件数は合計で、2013年度には年間3,523件でしたが、2014年度に3,673件まで増加しています。4か所全てで増えており、交通事故の件数が多い北海道の特徴を表しているようです。これから、面積が広大な北海道の交通事故の現状を調査して行きます。
北海道の無料法律相談の件数は大幅に増えています
日弁連がまとめた「弁護士白書」によると、北海道における有料の法律相談件数は2013年度には1,695件でしたが2014年度には747件まで大幅に減少しています。一方、弁護士会が設けている法律相談センターに寄せられる無料法律相談の件数は32,311件から35,592件まで大きく増加しています。これは、札幌弁護士会で約3,000件も増えていることが大きく、そのほかの弁護士会も増加傾向にあるため、北海道では無料の法律相談がしっかりと活用されていると考えられます。
北海道では無料法律相談の件数が大幅に増しており、弁護士へのニーズが高まっています。北海道の現状を知るため、「弁護士白書」で道内の人口1万人あたりの弁護士数を調査しました。2014年の北海道民1万あたりの弁護士数は1.70人でした。東北地方をみてみると青森県0.89人、岩手県0.79人となっているため、北海道は比較的恵まれた環境にあるようですが、東京都(12.62人)、大阪府(4.78人)などと比べるとまだ充分とは言えないでしょう。北海道に近いのは、沖縄県1.75人、香川県1.72人、神奈川県1.64人などです。
北海道弁護士会連合会では以下の相談窓口で交通事故に関する無料法律相談を行っています。交通事故に関する民事上の問題で困っている方に対して弁護士が適切なアドバイスを行っています。
| 相談窓口 | 相談日時 | 
|---|---|
| 札幌相談所 | 毎週月・火・水・木・金9:30~12:00・13:30~16:00 | 
| 新札幌相談所 | 毎週水・金13:30~16:00 | 
| 小樽相談所 | 毎月第2・第4金13:30~16:00 | 
| 室蘭相談所 | 毎月第2・第4金13:30~16:00 | 
| 苫小牧相談所 | 毎月第1・第3・第4水13:30~16:00 | 
| 函館相談所 | 毎週木10:00~16:00※12:00~13:00は休憩時間 | 
| 旭川相談所 | 毎週金10:00~12:30 | 
| 釧路相談所 | 毎月第1・第3月9:30~12:00 | 
| 帯広相談所 | 毎月最終木13:30~16:00 | 
北海道内の交通事故件数は減少しているが死者数は増加しています
北海道警察がまとめた交通事故発生状況に関するデータによると、2015年に北海道内で発生した交通事故の件数は11,123件でした。前年比は1,151件の減少となっています。また、負傷者数を見ると、2015年には13,117人であった前年より1,454人減少しています。一方、死者数に関しては2014年の169人から8人増え、2015年には177人の尊い命が交通事故の犠牲となっています。この2015年の交通事故による死者数は、埼玉県と並び都道府県別で第5位という高位に位置しています。
| ワースト | 県名 | 死者数 | 
|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 213 | 
| 2 | 大阪府 | 196 | 
| 3 | 千葉県 | 180 | 
| 4 | 神奈川県 | 178 | 
| 5 | 北海道 | 177 | 
| 5 | 埼玉県 | 177 | 
2015年の全国の交通事故による死者数は4,117人となっており、残念ながら前年より4人増加しています。
北海道弁護士会連合会は無料法律相談に力を注力しています
北海道弁護士会連合会では、道民が法律に関わる問題を抱えた際に法律相談が利用しやすくなるよう環境を整えています。金銭に関するトラブル、離婚相談、多重債務問題など様々な問題を解決するためのサポートを行うため、それぞれ30分もしくは45分の無料相談を実施しています。交通事故に関しては前述のとおり道内9か所の(公財)日弁連交通事故相談センターに属する相談所にて無料相談を行っています。
| 札幌法律相談センター | 紋別法律相談センター | 
| 新さっぽろ法律相談センター | 釧路法律相談センター | 
| おたる法律相談センター | 帯広法律相談センター | 
| 中空知法律相談センター | 根室法律相談センター | 
| 南空知法律相談センター | 網走法律相談センター | 
| むろらん法律相談センター | 北見法律相談センター | 
| 苫小牧法律相談センター | 函館弁護士会法律相談センター | 
| 旭川法律相談センター | 松前法律相談センター | 
| 富良野法律相談センター | 八雲法律相談センター | 
| 稚内法律相談センター | ひやま北部法律相談センター | 
| 名寄法律相談センター | 南しりべし法律相談センター | 
| 留萌法律相談センター | 
会員数(2015年3月31日現在)
| 弁護士 | 920人 | 
| 弁護士法人会員 | 500法人 | 
| 外国特別会員 | 0人 | 
北海道の交通事故の加害者・被害者事情
北海道の交通事故による死者数はワースト5位
北海道では2015年の交通事故による死者数が前年を上回っており、都道府県別では5番目に交通事故による死者数が多くなっています。交通事故の件数を都道府県別の統計データで調べると、北海道内では12,274件(2014年)の人身事故が発生しています。この件数は全国で第11位という上位になります。北海道ではこのように多くの交通事故が発生していますが、人口10万人当たりの交通事故死者数を見ると北海道は3.1人となっており、都道府県別では第38位という低いランクに位置しています。交通事故による死者数は全国で5番目に多いのですが、総人口と比べると割合は少な目です。
北海道警察による統計データ「交通事故発生状況」から道内の交通事故(人身事故)の詳細を調べてみました。平成27年度の交通事故による死者数をエリア別でみると、札幌方面が94人と最も多く、続いて旭川方面の30人、釧路方面の29人などとなっています。また、過去10年間の交通事故死者数の推移を調べると、以下の表のとおり大幅に減少させることに成功しています。しかしながら、都道府県別ではワースト5位という状況にとどまっており、今後さらに交通事故による犠牲者を出さないよう努力しなければいけません。
| 年度 | 死者数 | 
|---|---|
| 平成17年 | 302 | 
| 平成18年 | 277 | 
| 平成19年 | 286 | 
| 平成20年 | 228 | 
| 平成21年 | 218 | 
| 平成22年 | 215 | 
| 平成23年 | 190 | 
| 平成24年 | 200 | 
| 平成25年 | 184 | 
| 平成26年 | 169 | 
| 平成27年 | 177 | 
北海道の死亡事故の特徴
北海道で交通事故の多い12月の交通事故概況を調査しました。死亡事故の原因を事故類型別で調べると平成27年12月の死者数9人に対して正面衝突事故による死者数5人が最も多くなっています。また、道路別では道道が5人と最多で、第一当事者を年齢別にみると若年者が4人で最も高い割合を占めています。一方、年齢別に死者数を調べると高齢者が6人で最多です。このデータからわかることは、事故を起こす当事者には若者が多く、高齢者が犠牲となるリスクが高いということです。さらに年間を通してみると、死者数177人に対して事故類型別では人対車両が前年同様に多く、人対車両が58人(32.8%)(このうち前方不注意23人39.7%)、次いで車両単独が49人(27.7%)(このうち操作不適15人30.6%)となっています。
北海道の交通事故 発生状況
北海道の交通事故発生件数は11,123件(2015年実績)となっていますが、前年より1,151件減少しています。しかしながら、交通事故による死者数は177人と比較的多く、都道府県別でワースト5位という状況にあります。また、死者数は前年より8人も増えており、交通事故の件数は減っているものの重大な交通事故が増えていることを表しています。
北海道では高齢者が交通事故で多数亡くなられています
平成27年度の「交通事故発生状況」から死亡事故の詳細を調べてみると、交通事故によって亡くなられた177人のうち、65歳以上の高齢者が96人と大半を占めていました。さらに詳しくみると、65~69歳が13人、70~74歳が21人、75歳以上が62人となっており、高齢になればなるほど死亡するリスクが高いことがわかります。また、それらを状態別で分類すると、歩行者が44人(45.8%)、自動車(二輪を除く)乗車中が43人(44.8%)で、自動車乗車中の内訳は、運転者が28人、助手席が7人、後部席が8人となっています。前年の統計データと比較すると、交通事故によって亡くなられた65歳以上の高齢者の人数は75人から96人に増えてしまっている状況です。
北海道の交通事故 発生の背景
北海道では飲酒運転による重大な交通事故が発生するなど、悲惨な交通事故の実態が大きく報道されています。近年、人身事故の件数は減少していますが、死亡事故に関してはまだ多く、全国的にみてもワースト5位という状況にあります。北海道はなぜ重大な交通事故が発生しやすいのか、その環境的な要因を調査しました。
北海道の交通事故死者は冬に多い
北海道はすべての地域で寒さが厳しく、特に日本海側は豪雪地帯となっています。そのため、都市部を除くと道路の凍結や猛吹雪によるホワイトアウト(視界不良)など自然環境が交通事故の原因となることが多く、平成27年には7人の方がこのような冬型の交通事故で亡くなられています。北海道上川地方では平成27年に-31.8℃という最低気温を記録しているほか、道内の多くの地域で-20℃以下の気温となっています。このように気温が低く、路面状況によってはスリップ事故も多発しており、他の都道府県に比べて自然的な要因によって交通事故が発生するリスクが高くなります。
北海道内で起きた死亡事故のシートベルト着用率を調査しました
北海道内で平成27年に発生した交通事故のうち、自動車乗車中(二輪を除く)の死者数は93人でしたが、そのうちシートベルト非着用者は36人(38.7%)でした。非着用者36人のうち、運転席15人、助手席1人、後部席11人は、車両の破損状況などからシートベルトを着用していれば生存していた可能性が高いと北海道警察によって判断されました。このように、もしシートベルトを着用していれば助かった命があるわけで、ドライバーはもちろんのこと、助手席、後部座席にいても自分の身を守るため、シートベルトを着用することが大切です。
北海道の「自動車保有台数」は全国第6位
2015年の統計データによると、北海道の自動車保有台数は3,717,467台で、全国第6位に位置しています。自動車の形態としては、乗用車は2,771,447台で74.6%を占めていますが、貨物車も656,220台と比較的多めです。北海道は面積が広大なため移動および運搬の手段として自動車に依存する割合が高くなります。一方、二輪車は136,414台と少なく、大阪府の半数程度です。北海道は自動車の台数が多く、移動距離も長いことから交通事故は発生するリスクが高くなると考えられます。
北海道の交通事故の問題点
ここまで、北海道の交通事故発生リスクについて様々な角度から見て来ました。北海道は自動車の保有台数が全国で6番目に多く、広大な面積から移動距離が長いこと、また冬になると路面の凍結など自然要因の事故が発生するリスクが高いことがわかってきました。北海道の平成27年度の交通事故による死者数は177人で、昨対8人増という悪化傾向にあります。続いては北海道の交通事故の問題点を探ります。
飲酒運転による交通事故が多い北海道
損害保険会社が調査した「2014年度・都道府県別飲酒運転事故の状況」をみると、北海道内で飲酒した運転者が第1当事者となった事故の件数は、186件で全国ワースト6位でした。また、全交通事故件数に占める飲酒運転事故の割合は1.55%となっており、全国ワースト2位という酷い状況です。ちなみに、飲酒運転事故件数のワースト1位は大阪府、2位は愛知県、3位は千葉県です。いずれも死亡事故の件数が多い地域です。平成27年に北海道砂川市で軽ワゴン車が乗用車に衝突され、家族4人が死亡、1人が重体となる飲酒運転事故が発生しました。このほかにも飲酒運転や酒気帯び運転による死亡事故が多発しています。全国的に飲酒運転の件数が減少しているなか、北海道ではいまだに飲酒運転がそれほど減少していない状況です。
北海道の交通事故問題の背景
北海道では飲酒運転による重大な死亡事故が後を絶ちません。なぜ、社会問題となっている飲酒運転を減らせないのでしょうか。その背景を見てみます。
北海道では飲酒運転撲滅のため条例を制定しました
北海道の飲酒運転による交通事故の犠牲者の数は平成26年には19人で全国ワースト1位でした。人身交通事故に占める飲酒運転事故の割合も全国で2番目に高いという実態があります。このように、お酒を飲んで車を運転することに対する危険性の意識が低いことは大きな問題と言えます。そのため、道民一人ひとりが「飲酒運転をしない、させない、許さない」という規範意識を持ち、社会全体で飲酒運転を撲滅するため、道民や事業者に対し、それぞれの責務を果たすことを求め、平成27年11月26日に「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」を制定しました。道民の責務は下記のとおりです。
道民の責務
・飲酒運転を根絶するための社会環境づくりに努める
・飲酒運転をしない
・飲酒が身体に及ぼす影響について理解を深める
・道の施策に協力する
・飲酒運転をしている人に対する制止に努める
・飲酒運転を発見した場合等に警察官への通報に努める
北海道は交通事故による死者数を減らすことができるでしょうか?
飲酒運連による重大な交通事故が多い北海道では、道民と警察などが協力体制を築き、飲酒運転の撲滅を目指しています。人身事故の発生リスクを下げていくためにも、飲酒運転を無くすことが大きな課題です。
北海道民は、自然環境、自動車の多さ、移動距離の長さ、道路状況に起因するスピード違反、飲酒運転による重大事故など、交通事故に関する様々なリスクを抱えています。交通ルールを守り、決して交通事故を起こすことのないよう一人ひとりの自覚が大切です。しかし、もしもあなたが交通事故を起してしまったら、また、不幸にも交通事故に巻き込まれてしまったら、北海道の交通事故事情を正しく理解し、加害者、被害者いずれにおいても最善の事故処理を行ってくれる地域に密着した経験豊富な弁護士のサポートが必要です。交通事故による様々な問題を一人で抱えず、信頼できる弁護士の力を借りましょう。









